はじめまして。
カウンセラーの森内あやこと申します。
これまで、職場のお悩み専門サロン「ここから」をメインに勤務しておりましたが、この度、ここころオンライン店でも勤務させていただくことになりました。
私自身、職場のお悩みだけでなく、様々なことでお悩みの方のお力に少しでもなれたら…と考えていましたので、ここからとここころオンライン店のどちらでも皆さんとお話しできる機会があることにとても有難く思っています。
少しでも心が楽になるお手伝いをしたいと思っています。よろしくお願いいたします。
真面目な人ほどうつ病になりやすいって本当?
自己紹介も兼ねてのお話しになりますが、「真面目な人ほどうつ病になりやすい」と聞いたことがありませんか?
私はこの言葉、とても苦手でした。
なぜなら、「真面目だね」と言われることが多かったからです。
気分が落ち込む時、「真面目な自分が悪いからなのかな…」と考えたり、「真面目すぎるから上手く生きれないのかな…」と余計落ち込んでいたりしました。
今の職場では、いつも真面目というわけではないので、同僚がこの記事を読んだら「真面目…か…?」と思われるかも知れませんが、私はもともと完璧主義でちゃんとできない自分は嫌だと思っていた真面目なタイプです。
でも、カウンセリングを学んでから、自分のためにも周りのためにも真面目に頑張りすぎることはやめて、自分を大切にしながら周りの人も大切にするようになりました。
真面目は悪いことなのか
真面目な人ほどうつ病になりやすいというのは、決して真面目が悪いわけではありません。
真面目はいいことです。
努力できたり、誠実だったり、一つのことにしっかり向き合えたり。
しかし、カウンセリングを学んで、「真面目」は使い所と、真面目じゃない方がいい時があるんだなと思いました。
それは、カウンセリングを学んで、「真面目な人がうつ病になりやすい」ということがよくわかって納得できたからです。
なぜ「真面目な人がうつ病になりやすい」と言われているかというと、頭痛や胃痛、しんどくて朝起きれない、何もする気になれない、頭が回らないなどの症状として心身が「これ以上ストレス溜めたら危ないよ~」のサインを出しているのに、真面目な人は休もうとはせず、薬を飲んで症状を抑えながら頑張り続けたり、「このままじゃダメだ」「真面目な性格が悪いなら性格を変えなきゃ」というように、さらに頑張ろうとしてしまうのです。

その結果、次第にストレスが限界まで溜まり、うつ病になることが多いということです。
だから、辛いと思ったら「やめたやめた!今日はここまでだ!」とか、「1人じゃ辛すぎる…誰かに手伝ってもらおう」とひとりで真面目に頑張ることを手放していいんだなと知りました。
ですが、うつ病やうつ症状の治し方を知ると回復が早いのも、真面目な人に多いように感じます。
治すために頑張ろうと決めたら、きちんとそのやり方を実践してくださるからです。
ひとりで抱えていませんか。一緒に方法を探しませんか。
自分が「辛い」ことを「自分のせいだ」と責めないであげてほしいと思います。
「辛い」と認めることや「苦しい」「死にたい」と口に出すことは勇気のいることだと思います。どうしていいかわからない、辛くて仕方がない時には、ひとりで頑張るのではなく、誰かに頼るという選択肢を思い出してほしいです。
家族や友人、共に働く仲間など、気軽に会える人に頼れたら、それはとてもいいことだと思います。
でも、大切な人だからこそ、傷つけたくない、悲しませたくない、困らせたくないと思って話せないこともあると思います。
また、その方にとってもあなたが大切だからこそ、ついつい話の途中でアドバイスをされてしまって、言いたいことが話しきれずに辛い…といったこともあるかも知れません。
話ができる、話をしたいと思える相手がいないということもあると思います。
そんな時には、私たちがお力になれたら嬉しいなと思います。
ここころオンライン店のカウンセリングは、zoomや電話でのカウンセリングになりますので、空気感や表情が伝わりにくかったりするかも知れません。それでも、安心してお話しいただけるような空気感が伝わるように心がけていきたいと思います。

誰かと話したい時、相談したい時、辛い思いを抱えきれなくなった時、それ以上頑張らなくて大丈夫です。
今休んで大丈夫なのかなと心配になることもあるかも知れませんが、必ずまた歩き出せるようになるために、あなたにあった心の回復方法を一緒に考えるお手伝いをさせていただけたら嬉しいです。