我が家のドキドキいっぱいの一年生 - オンラインでカウンセリングなら札幌のここころ
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我が家のドキドキいっぱいの一年生

 4月がスタートし、新しい季節の始まり。
 また、新年度になり、入園・入学シーズンの到来です。
 保護者の方は、入園・入学グッズの用意、名前書き、手続き、書類など、何かと新年度は忙しいですよね。

 また、親としても、お子さんとしても、新たな環境になることへの楽しみな気持ち、緊張する気持ちや、今までずっと家で過ごしてきた場合は離れるのが寂しい…など様々な想いを抱えているのではないでしょうか。

 春は少し気持ちが繊細になりやすい季節ともいえます。

今日は、この4月で小学校へ入学する子どもがいる私の話をしたいと思います

 私には今回入学する6歳の長男、2歳の次男の2人の子どもがいます。
 私は、産後1年経たずして仕事をしていたので、子ども達は赤ちゃんの時から保育園に通っていました。

 保育園には、入園して2週間程度、1日ずつ約1時間保育時間を長くし、徐々に環境に慣らしていく“慣らし保育”があります。
 長男は入園当初、遊ぶことは出来るものの、なかなかミルクを飲めない・離乳食を食べないということがありました。
 今まで家で一緒に過ごしている中では、食べることやミルクも大好きだったので、小さな赤ちゃんにとっても、環境がもたらす変化の大きさにとても驚き、その後の生活が心配になったことを今でもはっきりと覚えています。

 その後、保育士さんの温かい関わりや冷凍母乳を持参することで、長男は少しずつ授乳が出来たり、離乳食も食べられるようになったりして、慣らし保育が終わる頃には園生活に慣れていくことが出来ました。

 それからというもの、私は長男にとって安心できる人や場所が、人よりも大事な子であると知り、初めてのことにチャレンジする際は予めどのようなことをするのかを繰り返し伝え、イメージが出来るようにするなど育児の中で意識していきました。

 また、成長するにあたって、友達との関係が深まり、仲の良い友達がいてくれることの安心感を抱いたり、遊びや行事を通して自信がついたりしたことで、長男は、私が予め伝えることもほぼ必要なくなり、自分で新しいクラスや他の保育士さんにも慣れ、保育園が大好きな子に育ちました。

 しかし、今年に入り、少しずつ卒園、入学や児童館などの準備が始まると、長男の様子が少しずつ変わってきました。
 トイレに行く回数が増えたり、兄弟間で遊ぶ中で落ち着きがなくなったりしてきて、私は「卒園や入学などで気持ちが落ち着かなくなってきているのかな…」と長男の様子を気を付けて見ていこうと思うようになりました。

 先ほどもお話した通り、保育園が大好きな子だったので、卒園まで(3月末)毎日楽しく通い、卒園式では緊張しながらも友達や保育士さんと歌や呼びかけに取り組む姿から大きな成長を感じました。

 ですが、卒園後すぐに児童館に行くようになり、頻尿だけでなく、腹痛、朝食をあまり食べないなど身体的に様々なサインがさらに表れ、長男のストレスが心配になりました。

だからこそ、私は長男との関わり方をこのように工夫するようにしました

・今は出来るだけ、本人の気持ちや訴えを聴く。(その会話の中で否定などはせず、認める。)

・少しでも出来たことを褒める。また、本人の前でお父さんにもそのことを伝え、お父さんにも褒めてもらう。

・食べたくないと言ったり、トイレの回数が増えたりしても、嫌な顔をしたり、無理をさせたりしないようにする。

など、細かいことですが、長男がこの新しい環境に慣れるように親として関わりを見つめ直すようになりました。

 前までの私は、自分のことでいっぱいいっぱいになり、子どもが出すサインを見落としていたかもしれません。
 また、不安な子どもの気持ちに寄り添えず、イライラなどの自分の気持ちを子どもにぶつけてしまっていたのではないかとも思います。

 今回、子どもの気持ちを受け止められたことや、今までの関わりと少し変化をさせてみることが出来たのは、心の余裕があったからだと感じます。

 それは、カウンセラーになるにあたって学んだことを活かしたり、日頃から同僚に自分の想いや感情を聴いてもらったりしていることで、心に余裕を持たせることを意識できるようになったからです。

 カウンセラーとしてご相談いただいた際には、私の経験を通して心の余裕の作り方や不安な想いをもつ子どもへの関わりなどをお伝えできるかなと思います。

 お子さんやご家族の心のケアが必要な時には、お力になれましたら嬉しいです。

 新年度、入園・入学に一日でも早く慣れて、お子さんにとって楽しい生活が始まること、そしてご家族の方が安心できることを願っています。

ここころオンライン店 横内 陽香

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